2021年9月8日水曜日

内田組カウントダウン -あと4日-

こんばんは!

4日目は、監督為成伸広!

県千葉ラグビー部で1番ラグビーが上手いのは、部長か?副部長か?...いやこの男!!千葉県代表として国体に出場したことのある名プレイヤー。熱い指導と冷静な分析でチームを牽引する。体育科の王子様の異名を持ち、全校生徒から大人気。




県立千葉高校ラグビー部監督の為成です。3年生との思い出を中心に、話をさせて頂けたらと思います。


今年、県千葉ラグビー部は創部50周年を迎え、現3年生は50期として入部しました。この代は、私が1年生から担任として持ち上がった学年であり、ラグビー以外の学校生活の時間も長く過ごしてきました。そのため、挨拶や時間、県千葉ラグビー部の自覚についてなど、様々な指導をした思い出もあり、私自身も一緒に成長することができました。厳しく指導することもあったと思いますが、部員に少しでも私の想いが届いていたら嬉しいです。


50期は経験者がいないこともあり、プレーで引っ張るタイプの3年生はほとんどいませんでした。部員には伝わると思いますが、チームがばらばらで、何度も私を含め、顧問の先生にリーダーシップや試合中の流れについて指導されました。今まで先輩に頼ってプレーをしていた分、自分たちが中心的プレーヤーになった途端、試合や練習中に何もできなかった姿が多々見られました。しかし、日々練習を重ねていく中で、主将を中心に後輩達とコミュニケーションを取るようになり、チームが団結していきました。私のイメージになるかもしれませんが、突出したプレーヤーがいない分、特定の人物がリーダーシップを発揮するのではなく、全員で話し合い、全員でチームを創りあげていったように感じます。また、人数が少なく対人の練習ができない。練習試合に人数が集まらず、私やOBが出場するなど、日々部員不足にも悩まされました。そのような状況の中、マネージャーもグラウンドに出てパス出しを手伝うなど、県千葉ラグビー部の一員として、たくさん協力してくれました。人数が少ない弱みを、全員でカバーして、団結力を高めたところが50期の強みだと感じています。


そして、全国予選や50期のスローガンについて話をしたいと思います。今年のスローガンは「REVIVE-50TH PRIDE-」となっていて、昨年の全国予選の悔しい戦いから、もう一度あの舞台に戻るという強い気持ちが込められています。49期の最後の試合に出場していたメンバーやベンチから観ていたメンバーが、今の3年生であり、この1年間忘れることなく練習に励んでいました。全国予選では、先輩達のかっこいい姿を後輩含め、観ている人に伝わる試合にしてほしいと思います。今年のチームであれば、必ず先輩達のような記憶に残る試合ができると信じています。


最後に部員数について触れておきますが、入部当初50期は10名を超えていて、Bチームで切磋琢磨しながらラグビーに取り組んでいました。そこから2年半の間に、様々な理由で退部していき、現在は選手6名が残りました。先輩達の人数が多くAチームの試合に出られない、また練習では先輩達に圧倒されるなど、50期は他の代に比べて、苦しい期間を長く過ごしたと感じています。その中で、2年半ラグビーをやりきった経験というのは今後に活きてくるものであり、自信を持ってほしいと思います。そして50期が最後まで活動を続けることができたのも、保護者の皆様のご協力、OB会の皆様によるご支援など多くのお力添えあってのことと心から感謝しております。今大会も無観客試合であり、50期の成長した姿を直接観て頂くことはできませんが、画面を通してご声援を送って頂けると幸いです。



読んでいただきありがとうございました。明日の投稿もお楽しみに!