2019年10月17日木曜日

*カウントダウン-あと1日-*

こんばんは!
いよいよ明日は花園予選の初戦となります。
今日の練習ではジャージの授与なども行われ、部員の士気も高まったのではないかと思います!

カウントダウンも今日で終わりです(T ^ T)
もちろん最後は…
見た目に違わず心も真面目な頼れるキャプテン。試合になれば右に左にとチーム随一の運動量を誇る。そんな彼だが焼肉を前にした時よりも誰かをイジる時の方が良い顔をする。加曽利奏くんです!



県千葉ラグビー部48代目主将の加曽利です。
今年自分たちは、ベスト4への挑戦を掲げて練習に励んできました。明日は3年間の全てをぶつけたいと思います。また多くの方の声援がモチベーションになり力になるのでぜひ応援に足を運んでいただければと思います。さて明日からの大会に向けて思うところを書くので少しばかりお付き合い下さい。まずこの文章を書くにあたってやはり感謝を伝えなければと思います。為成先生、古田先生、池辺先生、鈴木学先生、島村先生、中嶋先生に本当にたくさんのことを教えて頂きましたし、OBの方々、保護者の皆様、マネージャー、先輩たちに支えられてここまで来ました。その人たちが一人でも欠けたら、今の自分はない。そう考えると本当に感謝しかありません。


ここからは、つらつらとラグビー部での3年間を振り返ろうと思うので気長に読むなり、とばして読むなり、お願いします。
千葉高ラグビー部との出会いは、経験者であったことと千葉中出身であることが重なり他の人より少し早いです。最初に県千葉の試合を見たのは45代矢野組最後の試合でした。完璧なラインアウト、圧倒的なモール、抽選後の涙。その時のことは今でも鮮明に覚えています。そして引退式の日に初めて出会い、迎え入れてもらいました。矢野組の引退と同時に始まる澤井組。小柴組。始めはがむしゃらに練習についていくだけの日々でしたが、段々と溶け込み、試合にもださせてもらって、本当に充実した毎日でした。澤井組・小柴組は辛いときもありましたが楽しく充実していて、書きたいことはたくさんありますが、その2年間で最も心に残っているのは、澤井組・小柴組の最後の試合です。澤井組の試合は、自分のラインアウトのスローが全く決まらず、試合を壊してしまいましたし、小柴組の最後の試合は怪我により出場すらできませんでした。この2試合は悔しさと申し訳なさとでいっぱいになったことを覚えています。ただ、小柴組の最後の試合が終わった瞬間、意識は既に自分たちの代にありました。
誰かも書いてたと思いますが、自分たちの代は良くも悪くもドライや個人主義といった言葉の似合う代で、自分がまとめなきゃいけないというのは1年の頃から漠然と思っていました。そして時が経つにつれ、自分がやりたいやりたくないではなく、やらなきゃいけないやるしかないという気持ちに変わっていきました。そんな感じでしたので試合が終わった瞬間からずっと、自分たちの代をどうしていこうか、先輩たちのように上手くやれるだろうか、そもそも部長ってなんだろう、そんなことを考えていました。そして考える程に漠然と大きな不安を抱えていました。
そのまま数日がたち、引退式、そして順調に式は進み、順当に自分は部長になり、決意表明やその後の副部長決定は順当にいかず…そんな感じで、加曽利組はスタートを切りました。
大げさに自分のことを卑下したり謙遜するのは好きではないのですが、このチームはどん底からのスタートだったように思います。先輩方が毎年ベスト8だのと結果を残す新人戦。自分は主将でありながら怪我で声を出すことしかできず、チームはバラバラ。1試合も勝つことはできないまま予選トーナメントで敗退しました。その時は今後どうしたら良いのかわからず、ただただ先輩たちからおいてかれていくような感覚を味わいました。その時は今後どうしたら良いのかわからず、ただただ先輩たちからおいてかれていくような感覚を味わいました。そこからは、本当に頑張ったと思います。それまでやっていた基礎練に加えて基礎練、そして基礎練。つまらないメニューになってしまうこともおおかったですが、タックルの練習量は歴代でもトップレベルだと胸を張って言えるほどやりきりました。それもあってか春大では5位になりシード権を獲得するなど本当に成長しました。しかしそのまま波に乗れるかと思いきや、合宿や7人制大会など負けが続き、何度も壁にぶつかりました。その度に悩み、自分やチームのあり方を模索してきました。そしてようやくこの1〜2週間で自分たちのスタイルが見え、勝てるイメージがだんだんと見えてきました。


ここまで長々と振り返ってきましたが、書いたようにこの一年は悩み、苦しんだ一年でした。また怪我が多く、怪我に苦しみもしました。1年は辛くて23年は楽しいというようなことを先輩方も同期も口にしますが、正直今年ほど辞めたいと思ったことはなかったです。なんで自分が主将をやっているのだと思ったことも何度もあります。それでも千葉高ラグビー部は大好きだし続けてこられて良かったと今では思えます。


ここから明日に向けての話をしようと思います。明日の試合は、証明と感謝そして、自分のための試合にしたいと思っています。
足の進め方や進んでいる方向がわからない、そういったままもがいてもがいてもがいてもがいて…今はまだこうして進んできた道のりのは正しかったのかなんてわかりません。そのもがきか、努力が正しかったことを証明するため、そして自分たちのことを深く知り考え指導してくださった先生方への感謝を伝えるために試合がしたいと思っています。ただ、それ以上に今まで身につけたもの全てだしきって、やりたいことをして勝つ。そんな試合にしたいです。


48代目へ
個人主義でドライだし、他人の話聞かないやつはいるし、ダルいやつはいるし、すぐサボるやつはいるし、うるさいし、偏屈だし、自分勝手だし、他の代から見れば俺らの代は最低な代だったかもしれない。でもやっぱり最高だった。今までついてついて来てくれてありがとう。終わりは近づいて来たけど、最後、横一列で手をつないでゴールなんてことは俺らはできないし、やりたくもない。勝ちにこだわることはブレずに俺らしく最後まで走り抜きたい。ALL FOR WIN


今これを読んでいる部員たち明日の試合にむけて何を考え何を感じているだろう。不安や緊張があるかもしれない。ただ、どんなにいい状態でも明日は練習でやってきたことしか出せない。だから1プレー1プレーに対していつも通り自分ができる最高のパフォーマンスをしてほしい。2年間この大会で悔しい思いをしてきたからこそ、3年になったときに思うのは、気負わず、いつもどおりプレーしてほしい。
明日は秋大の負けられない大事な試合だけど、新人戦や春大、練習試合においても勝つために戦ってきたし、全て負けられない試合だった。だから明日は特別な試合だけど試合の内容や勝つ気持ちは決して特別じゃないということ。闘う気持ちと少しの感謝をもっていつも通り、激しく、前に前に、勝利へ



読んでいただきありがとうございました!
これで部員によるカウントダウンは終わりとなりますが、今年も部長と後輩たちが物好きでしたので、私3年マネのコメントも載せることとなりました。
もし興味のある方は、もう少しお付き合いいただけると幸いです。



いよいよ明日から加曽利組最後の大会が始まります。
日頃思っていることを少しばかり書き連ねていきたいと思います。

少しばかりとは言いましたが、文章が長いことには定評がありますし、思いついたままに書いたので少々稚拙な文章になっているかもしれません。お時間のあるときにでもお読みください。
部員は私のコメントなど読まずに明日に備えて早く寝てください。恥ずかしいので。


部員のコメントでも嫌というほど書かれていましたが、私たちの代は1年生の頃からずっと、あの代はやばい、あの代じゃしょうがない、そう言われ続けていたような気がします。たしかにバラバラだし、よく怒られるし、周りから見ればどうしようもない集団だったかもしれません。1年生の頃は、部員のこともよく分かっていなかったし、今以上に子どもだったので、そう言われてもしょうがないと思うことがほとんどでした。
でも、毎日のように一緒に過ごして、だんだんとラグビーと向き合うようになった姿、向き合って成長していく姿、ときには挫折する姿、色々な姿をきっと誰よりも近いところで見させてもらいました。そして小柴組で夏休みを迎えるころには、私にはこの人たちがそんなに言われるほど、どうしようもない集団には見えなくなっていきました。その代はね…と言われるたびに悔しくて。だから代替わりしたらいい代じゃんって言ってもらえるように頑張ろうって、マネージャーの立場なりに意気込んだりなんかもしてて。
でも代替わり後、そんなうまくことが運ぶわけもなくて、むしろその真逆でした。新人戦で予選敗退して、きっとこの時期部員が1番苦しいのに、マネージャーにできることなんてほんのすこししかないのが歯がゆかったりもしました。それでも部員は前を向いて走ってて、見えるところでも見えないところでも努力していたんだと、加曽利組の春大会を見て、思い知りました。試合を見て、涙が出てきたのはあのときが初めてです。それほどまでに、何か心打たれるものが春大会にはあったなと、そして、そんな思いにさせてくれるこの代は、もうどうしようもない代なんかじゃなくて、誇れる代だなと思わせてくれました。もちろん今でも遅刻したりとか、ジャージをずーっと出さなかったりとか(笑)ダメなところがないなんてことはないけど、全部ひっくるめてこの代が大好きだと、最高だと、そう思える代に恵まれたことがとても幸せでした。本当にありがとう。

私は、マネージャーをやりながらずっと、頑張らないならマネージャーはいなくても正直、部は成り立ってしまうものなのかもしれない、だからこそ、できること、気付いたことを全部して、いてくれたから助かった、そう言ってもらえるように頑張ろうと思ってきました。どうだったかな。できていたでしょうか。きっとマネージャーって性に合う合わないがあって、よく言われるんですよ、マネージャーってやってて楽しいのとかよくできるねとか。でも私からすればマネージャー業ってこの上ない幸せで、誰よりも近くで大好きな人たちが試合するカッコいい姿が見られて、成長するのを間近で見られて、そんな人たちのためならなんでもしたいって思えるんです。だから、みんなのためにやってきたことが間違いじゃなくて、いてくれてよかった思われることができていたらうれしいです。2年半、道を逸れそうになりながらもやってきた意味があったかなと思えます。

最後に、今からする話は、個人的な話になってしまうので書こうか迷ったのですが、やっぱり書くことにしました。キャプテンは自己卑下するのは好きじゃないと言っていましたが(笑)、ここからは少々ネガティブな発言をしがちかもしれないので悪しからず。
この2年半、色々なことがありました。色々なことがあったからこそ、今この文章を書いているのが私であることを、もしくは私しかこの文章を書いていないことを、よく思わない人がいると思います。そのことは自分でもよく分かっているつもりです。だからたくさん葛藤しました。あのとき別の選択をしていた方がもしかしたらみんなにとってプラスだったかもしれない、なんて考えても仕方ないんですけどね。でも考えてしまうんです。私は先輩方のような理想的なマネージャーにはなれなくて、ずっと部員に申し訳なくて。先輩や後輩、他部活のマネさんがやってくれた方が良かったんじゃないかとか、度々思ったり。散々迷惑かけた挙句にここにいていいと、受け入れてくれると言っている人がいるんだから、逃げたりなんかしないで、最後までやり遂げてそれをもってみんなへの恩返しをしようと、やっと腹をくくったのは今年の7月くらいでした。遅いですね。そんなふらついた気持ちでしばらくやってたのかよと突っ込みたくなるかもしれませんが、怒らないでください。
こうやって悩みながらも、マネージャーとして加曽利組の最後の大会を迎えられることができたのは、たくさん迷惑かけてしまったけど見捨てないでいてくれた先生方、話を聞いてくれたり気にかけてくれた先輩、笑顔で話してくれる後輩、そして受け入れてここまで一緒にいてくれた3年、みんなのおかげです。マネージャーとしてサポートしますなどと言っておきながら、支えられてばかりの2年半でした。何度感謝を伝えても足りないくらいです。

だから明日から始まる花園予選では、今までの恩返しの気持ちを込めて、マネージャーなりのやり方で、みんなと一緒に戦っている気持ちでいきたいと思います。
頑張れなんて言われなくても頑張るだろうから、いつものみんなの力を出しきって悔いのないように。
みんななら、必ず、やり遂げられるはず。
大好きな加曽利組の、1番かっこいい姿を見せてください!



今まで支えてくださった多くの先生方、保護者・OBの皆様など、すべての方々への感謝の気持ちを込めて、このカウントダウンを終わりにしたいと思います!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

10月18日(金)
全国高校ラグビーフットボール大会 千葉県大会

県立千葉高校 vs 千葉東高校
市原八幡球技場にて15:00キックオフです。

加曽利組の最後の大会の始まりです。
皆さん応援よろしくお願いいたします!

ではまた更新しますね(´'▽'`)